コーヒーがお好きな方に喫茶店のコーヒーの味と雰囲気を楽しんで頂きたいという思いから
2007年7月25日に利用者様とスタッフ2名でタクシーを利用して「スターバックス」へ外出しました。
私服に着替えられた利用者様は「カバンがない」と探しておられました。
小さな紙袋をお渡しすると安心されたようでした。「出かける」ということを意識しておられたようです。
出発前利用者様は「お金は誰が払うんや」と心配されていました。
車の中でもう一人のご利用者様は外の景色を見ながら「山を切り開いてこの道も作ってんやな」と
話されていました。
喫茶店ではお2人共少し緊張されていましたが「うまいわ」とコーヒーとケーキを召し上がられました。
「ビールはないの?」と何度も尋ねられている利用者様に店員は嫌な顔もせずやさしく対応されていました。
又歩行器を使用されている利用者様のために通路を広くして下さいました。
帰り道で「コーヒーとケーキの味はどうでしたか?」と尋ねると「まあまあやった」「ええ喫茶店やったなあ」
と満足そうでした。
タクシーの運転手さんもとても親切で車内の温度やスピード・ブレーキに気をかけて下さり
とても心地よい外出ができました。
1時間余りの外出でしたが、共に過ごし利用者様の笑顔がみれてとても嬉しいく思いました。
これからも利用者様に喜んで頂けるような企画を考えていきたいと思います。
(他の利用者様へのお土産にコーヒー豆を買って帰り飲んで頂きました。)
(介護福祉士 辻井 千代美)